『翻訳入門―翻訳家になるための考え方と実践』という本を読みました。
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翻訳入門―翻訳家になるための考え方と実践 辻谷 真一郎 ノヴァ 2003-08 |
「翻訳なんて自分には関係ない」という人もいるかもしれませんが、これは全ての英語学習者必見の隠れた名著かもしれません。
この本では、直訳でもなく、意訳でもない、翻訳の性質を日本語の視点からきっちり説明してくれています。「翻訳をやるには日本語の力も大切だ」というある意味聞き飽きた助言ではなく、翻訳をするにあたって、どのように日本語を考えていくのかをとても具体的に示しています。特に、辞書に載っているのは意味ではなく訳語だという話や、訳語から訳語を導くなという話は、頷けるところです。
後半は実践編になっていて、単語1語から15語の文章までを取り上げ翻訳練習を体験します。「単語1語で翻訳練習なんてできるの?」と思ってしまうかもしれませんが、open, close, discussion, Englishなど、著者の言う日本語の選び方を思い出しながら取り組むと面白い練習になります。
たしかに普段英語を勉強している時に、翻訳を意識することはないかもしれません。しかし『翻訳入門』と謳われたこの本で書かれていることは、日本語が母語である我々が英語と向き合うためのヒントを示してくれているような気がします。ぜひ一度手に取ってみてください。




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